荒れる気配の少ないレース。とはいえ夏競馬だし高配当が出るときもある。荒れる原因になるのは大体展開だが、荒れるような展開になるのかどうかしっかり見極めたい。
2018:中荒(33.7-35.7)
モレイラマジック、まんまと逃げ残りそれについてった馬が2.3着
2017:大荒(33.5-35.5)
メンバーレベルがね…1着馬は状態が良さそうだった。前は残ったが1頭後ろから足並みが違う。
2016:本命(34.1-34.4)
モレイラが光る。けれど最後に交わされる。
2015:大荒(34.0-34.6)
8番人気の神騎乗。逃げ馬が弱く前が壊滅。
2014:本命(34.1-34.9)
前に行った馬が残りかけて最後に交わされる。
こうやって見ると逃げ馬の質によって前崩れになるか前残りになるか決まりそう。前が強いほど荒れにくくなる、去年は例外かもしれないが。
今年の出走馬でペースを乱さずに逃げ馬が逃げるかというと……セイウンコウセイさんがいる、あとライオンボス。逆にいえばこの二頭以外は逃げなくてもいい馬。しかもセイウンコウセイは2枠4番とかいう絶好枠。
恐らくはライオンボスがスタートからぶっ飛ばしていきセイウンコウセイはついていく形になる、その後ろはどれくらい空くか、これが予想のキモになる。
血統的には父ダイワメジャーが最近は良く、ディープやファルブラヴのようなスプリント色のない馬もいる。マイルくらい持つ血統の馬(走りはマイル持たない)くらいの方がレースに適しているかもしれない。
さて、過去10年の傾向に再び触れるが一つ踏まえておきたいのは「人気馬による差し決着は存在しない」ことである。逃げの人気馬だけで決まることはあっても差しの人気だけで決まることはない。
今回の人気馬ではダノンスマッシュは差しより、リナーテとタワーオブロンドンは完全に差し馬である。
こうやって書こうと思っていた段階では違かったはずなのだがセイウンコウセイが4番人気なのでなんともいえなくなってきた。
馬場的には外差しは決まりやすい感じ。内が悪いわけではないが外がいい、外4.5頭目くらいの位置から猛然と追い込めれれば食い込める。
いかんせんポジションが取れなければ意味がないのだが。
参考レースの話をする。
・UHB賞
リナーテは1400の馬と思っていたが前が潰れる展開では有利だった。とはいえ先行馬はまだまだ条件馬という感じでリナーテ、ライトオンキュー、ダイメイフジあたりは順当、これくらいしてもらわなきゃ困る。一方パラダイスガーデンは位置が後ろ過ぎたが末脚は強烈。
・函館SS
大量除外があり展開はスプリントにしてはスローに。カイザーメランジェがまんまと逃げたがそれについていったアスターペガサスはそれを差せないなら能力には疑問符がつく。タワーオブロンドンは前に出そうとしていないので位置取りは仕方ないがスタートいいのでもう少しでも出せれば、とは思う。
これより前のレースは特筆することはなさそう、高松宮記念は不利が色々あったしダート路線から来る馬や短縮してくる馬もいる。
展開を読もう。
ライオンボスがまずは逃げセイウンコウセイが続く。この流れは3ハロン33秒台のハイペースになりそう。こうなるとスプリントに慣れてないと辛い。そう考えると色々消えるのだが…。
ダイメイフジは土曜のレースでのオールプレス騎手を見てると上積みにはならなさそう…最内をするするというイメージにはならない。
◎はダノンスマッシュ。正直他に本命にしたい馬がいない、この馬を強く勧める理由はない。まともに強くなっているし北村から川田への乗り替わりは圧倒的にプラス。ファインニードルくらいどっしり構えてくれれば言うことはない。
○はナックビーナス。この馬の取捨が今回の肝だと思う。最内は多少嫌うが岩田だしノーカン。4年連続4回目のこのレース、去年はモレイラがハマり過ぎたが今年は頼むからハイペースになってくれという願望。斤量は55、牡馬換算57なので悪くはない。
▲はセイウンコウセイ。人気しすぎである。前で逃げ粘れる力はまだまだあると思うが、外差しに巻き込まれると…。ナックビーナスとの差はオッズと斤量、こちらは58。
△はタワーオブロンドン。ポジションさえ取ったら、という感じ。まだまだスプリントに慣れてないかもしれないがルメールである。リナーテの前回の勝利はルメールのおかげだと思うので手綱がルメールに戻るこの馬は軽視できない。
一方ルメールから豊さんに戻るリナーテは切りたい。豊さんが乗るとどうしても1400の馬になってる気がする。
券種どうしようかね…印四頭馬連boxでいいと思う。