今年はコロナ鍋で暇だから競馬はよくやっていたのに記事にするほどしっかり考えてなかったからしっかり負けてるよね。
ということで始まる有馬記念の予想2020、去年の記事は下のリンクから。
記事を書くのは3回目、一昨年はブラストワンピースに泣かされ、去年はリスグラシューを本命でぶち当てて兄と友人を儲けさせたのに単勝しか持ってなかった人です。
今年もちゃんとデータを分析していく。考えるべき傾向は3点。
- 過去10年の有馬記念の傾向
- 過去N年の中山2500mの傾向
- ここ1ヶ月の中山の芝の傾向
1つずつ順番に。
- 過去10年の有馬記念の傾向
ここは去年の記事から抜粋する。
1.1番人気は基本的に来る
2.ちょっとは荒れる、めちゃくちゃは荒れない
3.良馬場ではサンデーサイレンス系がゴールドアクターの時以外勝ち続けている
4.馬券圏内30頭のうち、サンデーサイレンスを持たない馬は3頭
5.Mr.Prospector系は0勝
去年の結果を一つずつ考察
1.アーモンドアイがぶっ飛んだ。
2.2-3-4人気で決まったがアーモンドアイがぶっ飛んだのでそこそこ
3.4.5.ハーツクライ産駒、母父スペシャルウィーク、ディープインパクト産駒で決まった
- 過去N年の中山2500mの傾向
次に中山2500mの傾向について
1,内枠有利
内枠が人気になるので人気に比べて好走しやすいのは3.4枠
2,ステイゴールド系が圧倒的に強い
ステイゴールド系の他にもロベルト系が強い
3,スローペースになりがち
コーナーが多いためペースは上がらずスローな展開になる
- ここ1ヶ月の中山の芝の傾向
最後に最近の中山競馬場の傾向
1. 差しが決まる傾向
19,20日の中山2000mは差し決着だった。2500は12/6にレースがあったが好位~差し決着。逃げ切りは厳しいのかも。2500の傾向は26日と27日に1レースずつあるのでそこで見極めよう
さて、3つの傾向をまとめて考えていく。
そもそも有馬記念はジャパンカップと異なり強い馬が勝つというよりは適性が高い馬が勝つレースと考える方が良い。過去の傾向を理由をつけたデータとして使えればそこまで難しくはならない(はず)。
単純に強い馬が来る<適正のある馬が来るレースなので軽視されてる中山巧者がしれっと来てちょっと荒れることが多い(トゥザ兄弟や古いとこだとナカヤマフェスタ)。ちなみに今年のメンバーでは明確な中山巧者はいない、なんてこった。
ちょっと細かい話をする。
何故サンデーサイレンス系が勝ち続けるのか?サンデーサイレンスの父Haloにその理由がある。Haloは機動力の源として知られており、このHaloを血統的に強化した馬や、同じ機動力の源であるLyphrdのクロスを持つような馬が活躍している。
Haloには似た血統構成の馬が複数存在する。血統構成の似た馬の事をニアリークロスといい、有名な所だとSadler's WellsとNureyevは叔父と甥の関係で3/4が同血である。一緒ではないが似た要素を兼ね備えている、というところがニアリークロスというわけだ。
HaloのニアリークロスはRed God、Sir Gaylord、Drone。Lyphrdもちょっと似てる。これを踏まえると急によく見えてくる馬がいる。クロノジェネシスだ。クロノジェネシスはRed God≓Haloの4・5×4のクロスを持つことになる。これは十分に有馬記念適性あると見ることはできる(はず)。
サンデーサイレンス産駒(系統)はHaloを必ず持つため、それを増幅させやすく必要な要素を満たしやすくなるのだ。去年の覇者リスグラシューはHaloの強化はない代わりにLyphrdを増幅させている。
サンデーサイレンス系の話をするなら中山2500mの傾向として取り上げたステイゴールドについても触れなくてはならない。ステイゴールド産駒は有馬記念で好成績を挙げているが、オルフェーヴル・ドリームジャーニー・ゴールドシップのみが挙げた記録である(少し前にナカヤマフェスタがいるが)。つまり、ステイゴールド産駒が有馬記念が得意と言い切れるわけでは決してない。
逆説の連続で申し訳ないが、ここにも変化がある。それはステイゴールド産駒はいなくなったが、ステイゴールドの孫が今年は有馬記念に出走するのだ。これに当てはまるのがバビット(ナカヤマフェスタ産駒)、ラッキーライラック・オーソリティ・オセアグレイト(オルフェーヴル産駒)の4頭。
この4頭について詳しく見ると、バビットはHaloの4×4、父がLyphardを持つ。全体的にパワー寄りで良さげ。ラッキーライラックはHaloっぽさのあるSeattle slewの血を持つがそこまでではない。オーソリティはサンデーサイレンスの3×4のクロスを持つためHaloの増強はばっちり。母方にSir GaylordやSeattle slewもあり良い。オセアグレイトは特になし。
ついでに血統的に推せる馬はモズベッロ(Halo 4×5・4,父がLyphardのクロス持ち)。
以上から血統的にはクロノジェネシス・バビット・オーソリティ・モズベッロを取り上げたい。
次に展開面。
今日の結果だけでは極端に内枠有利。同じ2500mで行われたグレイトフルSは人気薄の外枠の馬が逃げ切ったが、それ以外は内枠の馬が上位を占めた。差しが決まる傾向とか前に書いたがゴリゴリに内枠先行有利と考えて良いと思う。ホープフルSも内の狭いところをオーソクレースとヨーホーレイクが抜けてきた。1着馬は単純に強かった。
最後に他の馬に関する私見。
・ブラストワンピース
雨乞いしよう。してもクロノに負けるけど。最近勝ったレースが稍重と洋芝なのはもうキツい。
・クレッシェンドラヴ
福島は走るのに中山は走らない不思議な馬。
・ラヴズオンリーユー
枠が最高、一応オークスの勝ち馬だし距離も大丈夫だろう、全兄は菊花賞3着だし。
・ワールドプレミア
去年の菊花賞・有馬記念は上手く乗っている。前走はようやっとるが別に適性は有馬記念じゃない。
・キセキ
前走大逃げしたから今回も抑えられないし大逃げするしかない。有馬はさすがにそれでは・・・。
・ペルシアンナイト
条件としては面白いがブラストワンピースと同じで洋芝だったり重馬場じゃないと力に差がある。
・カレンブーケドール
中山は3戦して全て馬券内。母はスタミナが豊富らしい。池添は有馬記念は勝つか負けるかだしここの乗り替わりは面白い。特段の良さはないが善戦はしてくれる。
・フィエールマン
前走を見てると適性が東京・京都にありそうな感じ。去年の4着は他の馬とのレベル差や単純に個の能力か。外枠なら切っても面白い。
・サラキア
1800が限度かと思っていたら前走で意外な能力を示した。ただ、血統的には阪神がベストな感じもある。正直ツボがどこにあるか本当にわからない。
・ユーキャンスマイル
一線級が出てくるレースでは常に能力が足りない。
というわけで
本命◎バビット
血統的にも展開的にも悪いところがない。キセキが一人で逃げていくその後ろを眺めていられたら十分。1枠1番の逃げ馬はキタサンブラックが勝っているしキタサンブラックを目指そう。
対抗○クロノジェネシス
宝塚記念の勝ち馬は有馬記念でも好走することが多い。距離適性・鞍上等不安はあるが能力には問題ない。問題なく乗ってくれれば良いんだけど。
単穴▲オーソリティ
バビットにも言えるけれど3歳馬頑張れ~~~っていう。こっちが本命でも良いくらいだけれど枠順の差。
他はバビット・オーソリティから入る分だけ人気どころの
△ラヴズオンリーユー・ラッキーライラック・カレンブーケドールに。
馬連9点はちょっと多いけど穴馬から入ってるからまぁ仕方ない。あとモズベッロの複勝をほんの少し。
楽しく行こう。馬連200円にしようかな。