小さな村の定食屋

Georgeおじさんがお話書いたり、グルメリポしたり、好きなことする場所

被災した話と教訓。

2/13日深夜の地震でいろいろ被害を被ったのでその感想とそこから得た教訓を共有したいと思ったので一つ記事にします。気分悪くなるような描写は無いと思いますが、苦手な方は一応お気をつけてください。

 

個人的な話から始まるんですが、2/14にスキーの検定を受けるために11日,13日とスキーに行き練習をしていました。翌日に備え早めに寝るため、23時前からストレッチを入念にしていたら起こったのが今回の地震です。

 

僕の住んでいる地域は速報値で6弱、最終的に5弱と報道が出ていたんですが、近隣の友人の被害状況もなかなか酷かったので恐らく5強~6弱は揺れていたのだと思います。大きな揺れが当たってしまった地域って感じですね。

大家さんは震災の時の5分の1くらいだよ、と言っていたり、他の施設の方は匹敵しかねない、というようなまちまちの評価でした。でも、僕は震災当時東京の中学校にいてその震度は5弱だったはずなので間違いなく人生で一番揺れた地震になりました。実際とても怖かった。

 

当日の状況をまた振り返ります。ストレッチをしていたら強めの揺れが来て、揺れてるな~と思ったら一段と強い揺れが始まり、慌ててベッドの上へ逃げたら、ストレッチをしていたところに本棚が倒れてきて、キッチンでは皿の割れる音がし、携帯やテレビから緊急地震速報が鳴り響く地獄絵図と化しました。正直ベッドに移動してからの記憶はさしてないです。終わったときにはヤバいことになっていた、という状況です。

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地震後のリビングの様子。ストレッチしていた場所に棚が倒れて来たので当たってたら軽い怪我は免れなかった感じです。見てくださいこのアリソンの悲しそうな顔。

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 同じくキッチンの様子。こちらは茶碗が割れていたり皿が割れていたりと結構悲惨危ない状態になっていました。ストウブが無傷で良かった。

 

 

さて、ここから本題というか、経験したからこそ伝えられるメッセージを書いていきたいと思います。

 

1,地震への対策

 

 上の写真の通り、本棚が倒れてしまったので部屋からの脱出もその後の掃除も非常に時間がかかりました。本棚の転倒防止には足下に噛ませるストッパーを使っていましたが、結局転倒しているので効力が弱かったのだと思われます。

www.pref.saitama.lg.jp

そこで、この埼玉県の地震対策のページを見て頂きたいです。固定器具の効果について記載があるのですが、ストッパーは弱く、L字金具であったり、ポール型との併用を薦めています。金具の取り付けが可能な家なら金具を取り付けるのが一番強いとは僕も思いますが、如何せん賃貸に住んでいるので壁に穴を空けるのは難しいです。

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そこで復旧後の部屋の様子を見て頂きたいです。まず、棚の頂部と天井との間にかなり隙間があるのでポール(突っ張り棒)の設置が難しいです。また、壁に穴を空けることも難しいです。そうなるとストッパー以外の耐震対策がないのでは・・・?という事になりそうですが、根本的な解決方法が一つあります。

そもそもここに棚が無ければいい、ということです。この位置の棚は転倒したら出入り口を封鎖します。それを防ぐためには転倒しても出入り口への導線を塞がない家具配置が一つの「地震対策」になるかもしれません。

これから就職・転勤で新しく一人暮らしを始めるような皆様は少し参考にしてみてください。

 

2,安否の確認

ありがたいことに地震発生後多くの方々に連絡を頂きました(LINE8件Twitter3件Instagram5件くらい)。

TwitterInstagramではそれぞれ怪我はない旨と、被害状況を連絡させてもらいました。それを見た上で大丈夫か?って連絡をくれた方も多かったのですが、一つそのときに思ったのが「大丈夫な訳はない」という事です。おそらく僕は頂いた連絡に返信する際「大丈夫」とは返さずに「無事」って返したと思います。

 

そこで共有して頂きたい考え方として「大丈夫?と聞くことは相手にとってプラスにはならない」と言うことです。勿論、心配して連絡を頂くのは心理的には大変ありがたいです。ただ、明らかに大丈夫では無さそうな人に大丈夫?と聞くよりは、安否の確認としての側面をもっと強めて欲しいなと思います。

さらに付け足すと、安否の確認を行った後に二次被害を防ぐために何をすればいいかについて教えてくださるとありがたいです。

安否の確認としては

・本人の状態

ライフラインの状態

・被害状況

等が挙げられると思います。

この状況に応じて、こういうことをした方が良い、と言う指示があると、被災してパニックになっている人にはとても有効に効きます。

僕の状況としては水道・電気が無事でガスがまだわからない状態でした。そのため、

・ガスの元栓を閉めろ

・風呂に水を溜めろ

・割れ物を踏まないようにスリッパや靴を履け

等の指示がとても役に立ちました。

このような連絡は気をつけることが明確になるので二次被害を受けることが少なくなると思います。

連絡を頂いているのにおこがましい言い方かもしれませんが、是非とも宜しくお願いします。

(ちなみに安否の確認の後にこういった連絡をしてくれたのは一人だけでした)

 

●まとめ

長い記事、かつ、まとまってない文章でしたが読んでくださりありがとうごさいます。僕個人としても人生で一番の地震を経験して、経験しなければ学べないことを多く学びました。そのため、経験の共有として、記事に残しておきたかったので、読んでくださった方は地震災害に対して、家の物の見直しをしたり、被災者に対する考え方を改めてみたりして頂ければ、僕としては幸いです。