函館開催も残り僅かだが一応作っておく。
コース形態
今回もJRAからコースマップを拝借してきた。函館1200は3コーナーまで上りが続き、4コーナーから緩やかに下るレイアウトになっている。3,4コーナーはスパイラルカーブであり、まくりにくいのも特徴。札幌に比べるとコース自体が長方形に近く、コーナーがきつめになっている事から、先行することが何より重要なポイントになる。
次に2020,2019に函館1200mの準OP以上のレースにおけるラップタイムを示す。
さらに各競馬場の1200mのラップタイムも載せる。函館は特徴的なラップタイムを刻むようではない、と言うことが3の図からわかるが、2の図からは前半が速くなったUHB杯や、後半が速い函館SSの存在がわかる。UHB杯は実際最後方からの差しが決まっているし、函館SSは行った行ったの競馬で、先行馬での決着となった。UHB杯で前半を速くした馬たちはどうしても逃げるしかなく、ペースを速くしたため、適性ペースから外れたと考えられる。
レースの前傾具合を示す物がこの4のグラフだが、函館は意外にも前傾具合が3番目に高い。小倉、中山はスタートしてから下りなので、上りの函館で前傾になるのは少し意外である。UHB杯を除いても福島と同じくらいなので3位タイ程度。かなり前傾目のラップになるのはやはり前に行かないと勝負にならないという騎手心理の表れだろう。
血統
血統はそこまで特徴的な部分はない。Storm Bird、French Deputy、米系Mr.Prospector系あたりだろうか。こう列挙すると意外と米血が目立つのでアメリカのダート色が合っているか。NothenDancer系列でもアメリカ経由のイメージが強い。とはいえ米血いってもサンデーサイレンス系はほとんど来ていないので割引。父系だとマンハッタンカフェ系やフジキセキ系くらい。
まとめ
特段特徴的なことはないスプリントレースが展開されそうな函館1200。
血統である程度割引、先行できない馬も割引、残った馬から前に行く気のある騎手の馬をセレクトしていくのが良いだろう。