小さな村の定食屋

Georgeおじさんがお話書いたり、グルメリポしたり、好きなことする場所

雨と戦う高松宮記念

過去10年で7回雨の影響が残る中で行われた高松宮記念。今週末そのレースが行われるわけだが、見に行こうとしている。7回あることは8回ある方が当然で、今週末も雨予報。ポンチョでは寒いだろうか、カッパが必要になるだろうか、それならカバンは少し大きめか。そんな荷造りの心配もあるが、馬場が渋ればレースも難しくなる。予想の心配もしよう。

血統

雨が得意な血統・不得意な血統

種牡馬 勝率 連対率 複勝 勝率/雨 連対率/雨 複勝率/雨
ビッグアーサー 21.00% 32.10% 42.00% 28.60% 52.40% 66.70%
ダイワメジャー 6.00% 12.00% 16.50% 2.90% 13.20% 16.20%
ミッキーアイル 14.30% 22.90% 31.40% 9.50% 19.00% 23.80%
スクリーンヒーロー 11.70% 13.00% 24.70% 9.10% 9.10% 22.70%
モーリス 8.20% 16.50% 21.60% 4.50% 4.50% 13.60%
Dark Angel 26.70% 36.70% 40.00% 12.50% 37.50% 37.50%
リアルインパクト 7.30% 19.50% 22.00% 0.00% 0.00% 0.00%
レッドスパーダ 10.70% 21.40% 21.40% 0.00% 20.00% 20.00%
アイルハヴアナザー 15.80% 31.60% 31.60% 20.00% 20.00% 20.00%
ハーツクライ 5.10% 6.80% 18.60% 0.00% 6.30% 18.80%
ドゥラメンテ 7.40% 25.90% 25.90% 0.00% 0.00% 0.00%
クロフネ 6.70% 20.00% 20.00% 0.00% 25.00% 25.00%
Point of Entry 0.00% 50.00% 50.00% 0.00% 50.00% 50.00%

今回出走する各馬の種牡馬別成績(過去3年分・2勝クラス以上)。全データと稍重・重・不良の雨馬場との比較を示した。オレンジ色の背景が雨によって成績が向上したもの。全体的に成績は低下する一方で、もともと上位の成績を残していたビッグアーサー産駒は成績を伸ばす形に。特にミッキーアイルリアルインパクトの産駒はかなり数字を落としており、気になるところ。

中京1200mの血統

種牡馬 勝率 連対率 複勝
ダイワメジャー 9.30% 20.90% 23.30%
ビッグアーサー 16.70% 27.80% 33.30%
ミッキーアイル 25.00% 33.30% 33.30%
Dark Angel 33.30% 33.30% 50.00%
モーリス 4.00% 16.00% 16.00%
スクリーンヒーロー 10.00% 20.00% 30.00%
アイルハヴアナザー 20.00% 40.00% 40.00%
クロフネ 9.10% 9.10% 18.20%
リアルインパクト 0.00% 14.30% 14.30%
Point of Entry 0.00% 50.00% 50.00%
ハーツクライ 0.00% 0.00% 0.00%
ドゥラメンテ 0.00% 0.00% 0.00%
レッドスパーダ 0.00% 0.00% 0.00%

次に中京1200mの血統傾向を見る(今回出走馬の種牡馬・1勝クラス以上)。

ミッキーアイル産駒の勝ちは今回出走する2頭のみ、DarkAngel産駒の勝利も今回出走するマッドクールのみである、アイルハヴアナザーも同様。PointofEntryに至ってはロータスランドしか出走していない。

やはりビッグアーサーの数字がハッキリと良い。一方でドゥラメンテは様々な馬が出走しているが、最高でも葵Sで4着があった程度。ハーツクライも条件線での4着まで。スプリント血統が順当に強く、中長距離の血統は厳しくなる。

 

過去10年の傾向では

をもつ馬の成績が良い。心にバクシンを。

ここ4年は毎年ロードカナロア産駒が3着以内に来ていたが今年はそもそも出走がない。

ラップタイム分析

過去5年のラップタイムとその平均

このブログ名物の過去のラップタイムとその平均のグラフ。この5年間の馬場は以下の通り。

  • 2023:不良
  • 2022:重
  • 2021:重
  • 2020:重
  • 2019:良

昨年はどの区間においても特に遅かった。他の重馬場の年では2022年では良馬場と前半のペースが同程度になったが、反動で後半は上がりのかかる結果となり、差し馬が台頭した。2020年は前半が重馬場の中ではスローになったため、逃げ馬が逃げ残る結果になった。

過去5年の高松宮記念は同じ重馬場と言ってもパターン化が難しく、ラップタイムと直接結びつけるのも難しい。

  前3F 後3F
2023 35.6 35.9
2022 33.4 34.9
2021 34.1 35.1
2020 34.2 34.5
2019 33.2 34.1
average 34.1 34.9

参考までに前半3F(600m)と後半3Fのラップタイムはこちら。

参考レースのラップタイム

参考レースはオーシャンS稍重で他は全て良馬場だった。そのためほぼ全てのグラフがaverageのラインより下側に来るはずだが、オーシャンSは上がりがかなりかかったように捉えられる。京阪杯シルクロードSは同じ京都競馬場で行われたが、質感は少し異なる。京都競馬場は前半が他の競馬場と比べても遅くなりやすく、京阪杯のように2F目が遅く出やすい。京阪杯はそこからペースが緩むことがなかった一方で、シルクロードSはその競馬場で前半が速くなったために負荷が強く、後半は上がりがかかった。

averageとスプリンターズSはどちらもG1で上がりがかかりやすい共通点が見える。どちらも前半からがっつりと飛ばして入る展開になるためか、後半がタフになって上がりがかかるのだろうか。順当に今回も前半が速くなるのなら、後半がタフになりそうで、シルクロードSは近い傾向と言えるかもしれない。

 

全頭考察

1.ビッグシーザー

ビッグアーサー産駒で母系はStormCat系と血統は今回のメンバーでは一番。前走は挟まれながらも追い込んで来た。今回の乗り替わりは可も不可もない感じ。人気があまりにもないので抑えるべき1頭。

2.マッドクール

昨年のスプリンターズステークス2着馬。今回と同じ舞台の知立Sで強い勝ち方をして以来追いかけている。重馬場で勝った実績もあり、中京は3勝と得意。昨年夏のCBC賞で負けてるのは気がかりだが夏負けだったと信じて今回は期待。

3.ナムラクレア

昨年の2着馬。重馬場適性は問題ない。前走は1400mだったがかなり後方の追走だった。調教パターンを変えている事もありどんどんズブくなってるのかも。枠や馬場に問題はないが…。

4.モズメイメイ

葵S勝った後は2桁着順が続く。どうにもやる気がなくなっている走りが多く、牝馬のスプリンターにありがちな状況。今一番乗れてる騎手だがさすがに。

5.トウシンマカオ

重賞連勝中。昨年は馬場・枠・左回りと泣いたが今年は枠以外は同じ。札幌の重で3着はあるし、血統的にも馬場はこなせる範囲なはず。過去2戦は外に出してのレースだっただけに、内枠で苦手かもしれない左回りでルメールがどうするか。

6.ルガル

前述した相性の良さそうなシルクロードSの勝ち馬。ただし相性の悪いドゥラメンテ産駒。雨は降るだけ降ってくれた方がいいだろう。前走は速いペースを前で追走しながら直線外に出して押し切る強い競馬。鞍上のG1経験も微妙だが、外すことはできない。

7.テイエムスパーダ

おそらくどんな形でも逃げる馬。前走は速いペースを作って沈んでいったが、休み明けはどうにもスタートが悪い。今回は他にもスタート速い馬がいるが、こちらは逃げる一手。馬場が味方になればあるいは…。

8.ソーダズリング

京都牝馬は中断追走から差し切る王道の競馬。初の1200mになるが、兄弟も1800m以上の活躍が多く、流石に1200m向きとは言えない。

9.シャンパンカラー

去年は稍重NHKマイルを勝ったが、安田記念は敷居が高く、フェブラリーSは初ダートでは厳しかった。今回は初のスプリントで、母系はスプリントに向きそうだがドゥラメンテ産駒。NHKマイルの時と同じくらい信用していいかわからないが、調教は動いてるらしいので期待はしてもいいかも。良くも悪くもずっと穴馬。

10.ビクターザウィナー

ロケットスタートをし続ける香港馬。スタートを決めても2番手でレースする事もあり、今回はスパーダに譲りそう。血統構成は重も行けそうくらい。初の左回りや輸送の難しさはあるが、殴り込んでくるだけの能力はある。この馬に何頭の日本馬が勝てるか。

11.メイケイエール

今回が引退レースのアイドルホース。高松宮記念は2年連続馬場に流されているが今年もそうなりそう。昨年のスプリンターズS5着を見ても速い馬場で速いペースを追いかける方が強い。馬場は回復してくれた方がいいが、良馬場ではサンデーサイレンス系は勝ったことがないジレンマ。無事に引退を迎えてほしい。

12.ロータスランド

こちらもラストラン。一昨年の3着馬。こちらは重くなればなるほどいい。ここ最近馬券になった時は乾坤一擲の最内追い込み。もともとは先行できる馬だったはずだが…。ここも一発狙いに徹するだろうが、最内だけ良い状態でそこが空いていたら‥と言うような都合のいい展開が来るかどうか。

13.ウインカーネリアン

左回りのマイルで良績の多いベテラン。逃げることが多いが2番手でも良い。重馬場は行けそうな血統だが、蹄の作りから陣営は綺麗な馬場を希望している。そこまで合わないとは感じないが外枠。馬場は雨の影響がなく内側の馬場がボロボロで外有利、と言った特殊な状況が欲しい…。

14.ママコチャ

昨年の最優秀スプリンター。陣営が叩き良化型と言っているが今年の初戦がここ。速いペースを前で追いかけるのが強いタイプのガチムチ。馬場も悪化しすぎると厳しいが、内が有利な時に外から逆転できるほどかと言われると…?

15.ディヴィーナ

この馬も引退レースで初のスプリント。中京は4-2-0-1と相性がいいが、その1で買った事がある、許せん。1200も悪くはなさそうだが、経験が欲しかった。雨は降って欲しい。

16.ウインマーベル

阪神1400の重賞を連勝してここ。阪神1400と中京1200はリンクする傾向にあるが、去年は大外枠から大敗した。前走は重馬場で勝ったが本質的には良馬場の方が良い馬。今回もせめて内枠なら。

17.マテンロウオリオン

ダイワメジャー産駒で母父キングカメハメハはいかにも重馬場が得意。と思っていたが前走のオーシャンSは初のスプリントも影響したか見せ場なく敗戦。ダイワメジャーだし差しにこだわるよりは前を追いかけたいが、経験的にそういう追走は難しそう。

18.シュバルツカイザー

DarkAngel産駒で重馬場は得意そうなタイプ。なのだが、前走のオーシャンSは見せ場なく敗戦。そもそも中山が合っていない気はするが。外に馬を置かなければ好走できるので、大外枠はプラス。大外枠でも勝負になりそうな内枠が崩壊して雨の残る展開になって欲しい。

 

総括

◎ビクターザウィナー

○ビッグシーザー

▲マッドクール

△トウシンマカオ

はほぼ確定。ルガルも買いたい。

あとは馬場次第だが

テイエムスパーダ

シャンパンカラー

・シュバルツカイザー

あたりの穴馬に食指を伸ばしたい。

 

 

追記

中京競馬場にいるGeorgeです。

雨が降ったり止んだりでとても寒いです。

芝レースでは2桁の馬番の馬が一頭も馬券に絡んでいない=内枠の馬有利の状況が出来上がってます。

◎マッドクール

○ビックシーザー

▲ビクターザウィナー

△ルガル

△トウシンマカオ

テイエムスパーダって感じにします

フェブラリーSを予想する奴

せっかくのG1なのでやれることをやります

 

1.芝馬の取捨選択

今年のフェブラリーSは初めてのダート挑戦で参戦する馬が3頭いる。

過去10年のフェブラリーSでは前走芝を走っていた馬は5頭いたが、全頭が馬券外。

これを過去15年に広げると前走芝は17頭に増えるが全て馬券外。

芝の重賞馬が好走するケースはあるが、そのいずれも前走がダートだったということになるので、芝実績がいくらあろうといきなりダートは厳しい。

ちなみに前々走芝は過去10年で3頭馬券になっている(カフェファラオ・ソダシ・モズアスコット)。いずれもマイルG1馬。

2.地方馬の取捨選択

地方馬で過去フェブラリーSで馬券になったのは2011年フリオーソの2着まで遡る。勝ち馬は99年のメイセイオペラただ1頭。2002年に2着になったトーシンブリザードも含め、既に地方G1を勝っていた。

ただ、今年はその地方G1馬が2頭出走するので可能性は0ではない、かもしれない。

3.前走の内訳

フェブラリーSが新年初出走で馬券になった(前走が東京大賞典より前・中6週以上)は過去10年で30頭中14頭とそこそこ多い。ただし、その14頭のうちG1でなかったのは武蔵野S5着だったサンライズノヴァ(3着)とフェアウェルS9着だったコパノリッキー(1着)。今年初出走ならば前走はG1であってほしいところ。

3-1.根岸S

過去10年では前走根岸Sの組が4勝と最多。いずれも根岸Sも勝っていた馬。今回根岸Sの勝ち馬は回避。根岸Sで負けてフェブラリーSで馬券になった馬は3頭いるが、いずれも1600m以上での勝利経験があり、根岸Sは前哨戦としての立て付けだったように見える。

3-2.東海S

過去10年ではコパノリッキーとインティの2勝で、どちらも鞍上は武豊。2,3着には員環テーションとアスカノロマンのそれぞれ1頭ずつしか来たことがなく、相性は良くないように見える(数字だけでは根岸S組がたくさん来るのでそちらの方が数字は悪い)。インカンテーションは既に重賞2勝していて東海S3着からフェブラリーS2着。アスカノロマン東海Sを勝ってフェブラリーSで3着だった。実績はここでも大事に見える。

3-3.チャンピオンズC組

過去10年ではゴールドドリームとカフェファラオ×2の3勝。この3回はいずれもチャンピオンズCでの大敗から直行だった。3歳でチャンピオンズCに挑み惨敗し、4歳初戦でフェブラリーSを勝つので相当な実力馬であったことは今更言うことではないかもしれない。ここまで書いて今年はチャンピオンズCからの直行組がいないことに気づいた。

3-4.地方G1組

地方G1からは勝ち馬が出ていない。今年は川崎記念の施行時期がずれた関係でこの組も少ないが、東京大賞典JBCスプリントからの組がそれぞれ2着に1頭ずつ来ている(ゴールドドリーム・レッドルゼル)。この地方G1での着順は関係ないが、その全てが重賞馬であり、やはり実績が大事。

3-5.その他

その他についてはこの章の最初に書いたコパノリッキーサンライズノヴァが当てはまるが、このどちらも重賞馬だった。とてもやはり実績が大事。

ちなみに前走園田からの出走はない

4.実績について

実績が大事、と言い続けたので実績とは何かを考える。

過去10年の馬券内馬で、ダート重賞馬でないのはエアスピネルとソダシ。どちらも芝G1で好走歴がある。重賞馬が獲っていたダート重賞は1200~2000まで幅広いパターンがある。

5.東京ダート1600mについて

フェブラリーSに限らない東京ダート1600mの情報をさっくり箇条書きでまとめる(1勝クラス以上に限る)

  • 勝率が10%を越える馬番は高い順に14,3,12,16の4つ
  • 連対率も概ね同じ傾向、
  • 複勝率ではこの4つに加え4,9,10も成績が良い(20%を越える)
  • 騎手成績はルメールがぶっちぎりで良く、次点で松山・武豊
  • 距離短縮の方が延長よりは良いが、大差は無い

 

まとめと予想

1~4の情報をまとめると、勝ち馬に相当する馬が過去10年のデータ上はいない。根岸S東海Sの勝ち馬不在、チャンピオンズCからの直行組不在、前走中央ダートの中央馬不在である。

そうなるとまず重視すべきは各馬の実績。

そうなると、何かしらの傾向が破壊されるわけだが、その候補になるのはやはり実績馬だと思う。

今回の出走馬でダート重賞馬は

・イグナイター(JBCスプリントさきたま杯かきつばた記念黒船賞

・ミックファイア(JDD)

・セキフウ(エルムS・兵庫JG)

・キングズソード(JBCクラシック

・スピーディキック(エーデルワイス賞

・レッドルゼル(JBCスプリント東京盃根岸S

・ウィルソンテソーロ(白山大賞典マーキュリーCかきつばた記念

・ドンフランキー(東京盃プロキオンS

以上の8頭。この中からまずピックアップしたいのは1600m以上で重賞を勝っているミックファイアセキフウ・キングズソード・ウィルソンテソーロの3頭。

ミックファイアは前走で初めて敗戦を喫したが、それまで世代限定戦は負け無し。前走も不運が多かったので仕方ないところはある。シニスターミニスターはワンターンで成績を落とすのでそこも怖い。とはいえ、前走で躓いた明け4歳馬が覚醒するレースでもあるので期待はそこそこできる。

セキフウは前走兵庫GTで過去出走例のないパターン。前走も前々走の武蔵野Sも負けていてなかなかムラは激しい。ワンターンでの勝利実績は2歳時まで遡るので良い穴馬くらい。

キングズソードは前々走で初G1挑戦ながら勝利した。それと比較すると前走はぱっとしない結果。これが鞍上の差か。ワンターンのレースは3歳春以来2度目。シニスターミニスター産駒なのでワンターンの怖さもある。

ウィルソンテソーロは直近のG12戦で2着2着と良い成績。ただしその2戦から乗り替わり。東京マイルでの勝利経験、1500と2000での重賞勝利経験と必要な実績は備えていそう。乗り替わりは気になるが、鞍上の松山は昨年のJBCレディスクラシックを乗り替わりで制すなど、ダートG1での成績が良い。むしろ強化と見ることもできる。

 

というわけで今回のフェブラリーSで買いたい馬は

◎ウィルソンテソーロ

○ミックファイア

▲セキフウ

△イグナイター

☆レッドルゼル

の5頭。

イグナイターは2歳時だが東京1600mの勝利経験がある。重賞は1500mまで勝利経験があり、南部杯も2着。巷で言われるほどの距離への懸念は感じていない。むしろ懸念すべきは最内枠か。

レッドルゼルは昨年の2着馬。フェブラリーSは4年連続の出走。その過去3年とは鞍上が替わるが、初めてではない。むしろ最後方一気なんてせずに追走を少しでもしてくれると良いが・・・。

 

馬券は◎からの馬単と◎からの3連複流しあたり。

スプリントメモ・小倉(随時更新)

出走回数5走以上

小倉

騎手

騎手名 着別度数 勝率 連対率 複勝
川田将雅  10-  4-  2-  8/ 24 0.417 0.583 0.667
坂井瑠星   7-  3-  3- 18/ 31 0.226 0.323 0.419
横山和生   7-  2-  2- 24/ 35 0.2 0.257 0.314
ムルザバ   2-  0-  0-  9/ 11 0.182 0.182 0.182
藤岡佑介   9-  2-  7- 35/ 53 0.17 0.208 0.34
松山弘平  15-  9-  4- 61/ 89 0.169 0.27 0.315
福永祐一   7-  9-  4- 23/ 43 0.163 0.372 0.465
西村淳也  18-  5- 11-104/138 0.13 0.167 0.246
角田大河   7-  5-  4- 38/ 54 0.13 0.222 0.296
浜中俊   8-  6-  7- 45/ 66 0.121 0.212 0.318
松若風馬  11-  1-  5- 79/ 96 0.115 0.125 0.177
幸英明  14-  9- 13- 90/126 0.111 0.183 0.286
武豊   2-  1-  4- 11/ 18 0.111 0.167 0.389
酒井学   6-  5-  3- 44/ 58 0.103 0.19 0.241
岩田康誠   2-  1-  1- 16/ 20 0.1 0.15 0.2
ホー   1-  1-  0-  8/ 10 0.1 0.2 0.2
鮫島克駿  10-  9-  8- 76/103 0.097 0.184 0.262
古川吉洋   2-  2-  0- 17/ 21 0.095 0.19 0.19
岩田望来   5-  8-  6- 35/ 54 0.093 0.241 0.352
川須栄彦   5-  4-  0- 45/ 54 0.093 0.167 0.167

上位3人はあまり乗らない騎手。去年一年の成績だと藤岡佑、松山、西村あたりが上位。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝
Siyouni   2-  0-  0-  3/  5 0.4 0.4 0.4
ハクサンムーン   2-  0-  0-  4/  6 0.333 0.333 0.333
レッドスパーダ   3-  1-  0-  7/ 11 0.273 0.364 0.364
サトノダイヤモンド   3-  0-  0-  8/ 11 0.273 0.273 0.273
トーホウジャッカル   4-  1-  2-  9/ 16 0.25 0.313 0.438
スクワートルスクワート   3-  0-  0-  9/ 12 0.25 0.25 0.25
Dark Angel   4-  2-  2- 10/ 18 0.222 0.333 0.444
グレーターロンドン   2-  0-  0-  9/ 11 0.182 0.182 0.182
トーセンラー   5-  0-  4- 19/ 28 0.179 0.179 0.321
ヤマカツエース   1-  1-  0-  4/  6 0.167 0.333 0.333
バトルプラン   1-  1-  0-  4/  6 0.167 0.333 0.333
ゴールドシップ   2-  0-  1-  9/ 12 0.167 0.167 0.25
エスケンデレヤ   1-  0-  1-  5/  7 0.143 0.143 0.286
ジャングルポケット   2-  0-  0- 12/ 14 0.143 0.143 0.143
タニノギムレット   1-  0-  0-  6/  7 0.143 0.143 0.143
シュヴァルグラン   1-  0-  0-  6/  7 0.143 0.143 0.143
リヤンドファミユ   1-  3-  0-  4/  8 0.125 0.5 0.5
エイシンフラッシュ   5-  3-  2- 32/ 42 0.119 0.19 0.238
クラレーションオブウォー   3-  4-  0- 19/ 26 0.115 0.269 0.269
ダイワメジャー  19- 14- 12-122/167 0.114 0.198 0.269
ロードカナロア  30- 25- 11-199/265 0.113 0.208 0.249

出走回数の多いカナロア、ダイワメジャーは奮わない。Nureyev,Northen Dancer,Lyphard系の数字が良いのが意外。外国産馬が数字良い訳でもないが、外国種牡馬はちょっと気にするべき。

 

あけおめことよろの奴

あけましておめでとうございます。

今年も色々付き合ってくれると嬉しいです。

 

 

さてさて、ここで新年の抱負は去年も書いた気がしますが全く叶っていないと思うので、簡単な目標だけ立てておきます。

 

1.お菓子たくさん作る

2.旅行たくさんする

3.独自ドメインでブログを作る

4.そのブログをちゃんと更新する(馬と飯と)

5.何かお話を書く

 

 

こんな感じで行こうと思います。

やるぞ💪

有馬記念・反省会

悔しい。でも楽しかった。

昨日言ってたことの振り返り

展開

タイトルホルダーが逃げるレースでは前半1000mが60秒近辺になる

今回の1000m通過タイムは60.4。最後の直線まで先頭を維持した。

逃げるタイトルホルダーに勝った馬

ロベルト系・バゴ・キングカメハメハキングヘイロー
表外の項目としてBlushing Groomトニービン

2着のスターズオンアースは父ドゥラメンテ(タイトルホルダーと同じ)。ドゥラメンテ自身は父キングカメハメハ、母父トニービンで条件を満たしている。

1着のドウデュースは父ハーツクライハーツクライトニービンを持つ。他の血がなかったので軽視したのが痛かった。タスティエーラと評価度合いは同じで良かった・・・。

斤量

過半数が55kgの馬だった(今回は56)

56kgの馬はスターズオンアースが2着だった。

 

まとめ

言っていることはほぼ完璧だった。それ故1着だけを外したのが悔しい。でも良い夢を見ることができた。

人生は選択の連続だ・・・。

有馬記念で大団円を目指そう

最後なので少しは書こうという機運。

 

在宅勤務の合間に見た有馬記念の枠順抽選会。人気が目される2頭が超絶不利な大外枠に入ったために、人気もバラバラでいかにも荒れそうな雰囲気のある難しい有馬記念になってしまった。

その2頭が外に言った反面、最も良い枠を引いたのが逃げ馬のタイトルホルダー。僕の予想は逃げ馬を中心に考えるのが常なので、今回もタイトルホルダーを中心に予想を組み立てます。

ただ、いつものラップタイム分析は200m刻みだから出来たのに対し、有馬記念は2500mと200で割り切れない数。綺麗なグラフが作れないので今回グラフは割愛する。

文字ベースなのに数字は出てきて見づらい記事にはなりますがご容赦を。

 

 

展開

タイトルホルダーが一番逃げやすい枠に入ったのでタイトルホルダーが逃げるだろう、という予想にそもそもどの程度の信頼度が置けるのか。

【有馬記念】アイアンバローズが大逃げも 陣営「守るよりも攻める競馬を」(馬トク報知) - Yahoo!ニュース

前走のステイヤーズSを大逃げの形で逃げ切ったアイアンバローズも今回出走する。今回もその展開を臭わせる発言が陣営から出ているので、タイトルホルダーとどちらが前に行くのか、と考えることになるが、これはタイトルホルダーが確実に前に居るとみて良さそう。

アイアンバローズは前走の前半1000mを63秒くらいで通過し、そのタイミングで前を行く馬を交わして単騎逃げの形になった。その後も1000mを63秒くらいのペースで通過している。

一方でタイトルホルダーが逃げるレースでは前半1000mが60秒近辺になる。今回はタイトルホルダー自身がより逃げやすい内枠にいるし、本人の逃げるペースがアイアンバローズの逃げるペースよりも速いので追い抜かされる心配も無い。タイトルホルダーに逃げて貰おう。

逃げるタイトルホルダーに勝った馬

タイトルホルダーが今の鞍上である横山和生になってからは常に先頭か2番手でレースをしており、2番手の時も前に居るのはパンサラッサなので、実質ずっと先頭でレースをしている。このタイトルホルダーが1着を外したのは、競走中止となった今年の春の天皇賞を除くと一昨年の有馬記念、去年の有馬記念、今年のオールカマージャパンカップである。ジャパンカップ東京競馬場だが、それ以外は今回と同じ中山競馬場。この3レースでタイトルホルダーに先着し5着以内に入った馬をピックアップしてどのような共通点があるかを考えてみる。

2020有馬記念:タイトルホルダー5着

着順 馬名 父名 母父名
1着 エフフォーリア エピファネイア ハーツクライ
2着 ディープボンド キズナ キングヘイロー
3着 クロノジェネシス バゴ クロフネ
4着 ステラヴェローチェ バゴ ディープインパクト

2021有馬記念:タイトルホルダー9着

着順 馬名 父名 母父名
1着 イクイノックス キタサンブラック キングヘイロー
2着 ボルドグフーシュ スクリーンヒーロー Layman
3着 ジェラルディーナ モーリス ディープインパクト
4着 イズジョーノキセキ エピファネイア キングカメハメハ
5着 エフフォーリア エピファネイア ハーツクライ

2022オールカマー:タイトルホルダー2着

着順 馬名 父名 母父名
1着 ローシャムパーク ハービンジャー

キングカメハメハ

以上のようなメンバーである。

これらのメンバーにはある程度共通点を持つ。ロベルト系(スクリーンヒーロー・モーリス・エピファネイア)、バゴ、キングカメハメハキングヘイローは表内に共通して出てくる。また、表外の項目としてBlushing Groomトニービンが挙げられる(Blushing Groomはバゴの父父、トニービンハーツクライの母父)。ローシャムパークの母はドゥラメンテと同じ血統であり、トニービンを内包している。イクイノックスもトニービンも持っている。

今回この条件を満たす(太字・下線の馬を計2つ以上持つ)馬はホウオウエミーズ(父父キングカメハメハ、母母母父トニービン)、ハーパー(父ハーツクライ、母母母父ロベルト系)、スターズオンアース(父ドゥラメンテ)の牝馬3頭、内2頭は大分ギリギリの条件な穴馬になる。あとはそもそもこの表に出てくるディープボンド

 

過去の傾向

目線を変えて過去の傾向を考える。

斤量

有馬記念の斤量は古馬の牡馬が57kgを基準として、牝馬なら-2kg、3歳馬なら-2kgされる(3歳牝馬なら-4kg)。過去10年の有馬記念で馬券になった30頭の内、16頭と過半数が55kgの馬だった。去年や2019年は55kgの馬だけが馬券になっていた(=古馬の牡馬が馬券にならなかった)。また、3歳牝馬は過去10年では一度も馬券に来ていない。

今年から全体的に斤量が1kg増加し、基準となる古馬の牡馬の斤量が58kgとなった。牝馬と3歳馬の減量されるルールは変更されていない。

今回56kgの馬はソールオリエンス、ホウオウエミーズ、ライラック、ウインマリリン、タスティエーラ、スルーセブンシーズ、スターズオンアース

 

予想

この上の章を書いて更に絞り込む条件を思いつかなくなってしまった(前走や枠番とかはあるが)ので、一旦まとめにする。

ここまでで候補に挙がった馬から順序をつけた今回の予想は

◎タイトルホルダー

○スターズオンアース

▲タスティエーラ

△ホウオウエミーズ

△ディープボンド

△ウインマリリン

ジャスティンパレス・スルーセブンシーズ)

奇しくも人気馬が3頭、穴馬が3頭になった。

◎タイトルホルダーはいろいろ条件を挙げても交わせる馬が少ない。あとはこの馬の子の馬自身との戦いになる。状態さえまともなら。

○スターズオンアースは一度も馬券に来たことのない16番枠ではあるが、この馬自身は一度も馬券を外したことがない。最高の矛盾だが、むしろ一度も馬券を外したことのない馬が、ここで示した2つの条件を両方満たし、かつオッズがかなりつく状態で買えるなら魅力的。1着は厳しいかもしれないが。

▲タスティエーラは今年のダービー馬で菊花賞2着馬。菊花賞からの参戦は2年に1頭はだいた来るペース。ソールオリエンスとは好みの差な部分はあるが、中山の相性はこちらの方が上に見える。

△ホウオウエミーズは条件を2つとも満たしてしまったのでとりあえず抑える。

△ディープボンドは馬の力が枯れてきているような印象はあるが、タイトルホルダーが作るペースには強い馬。上手く可能性を拾って欲しい。

△ウインマリリンはスクリーンヒーロー産駒で前半の条件も多少満たす。海外帰りで状態が不安だが、中山2500はとても合いそうだし実際日経賞を勝っている。

ジャスティンパレスとスルーセブンシーズは宝塚記念で好走した馬は有馬記念でも好走しやすいので一応買うかもしれない。)

基本は◎○からの馬単やこの2頭を軸とした3連系を買うつもり。今年の収支をプラスにして終わろう。

 

 

大体2時間15分で2500字。集中力も2時間2000字が限界かな。

誰にも添削されず書く文章は気楽で良い。この前職場で書いた採用ブログは記者でもないエンジニアの諸先輩方にこまごま訂正されて普通にイラッとした。

 

スプリンターズSを予想する奴。

日曜に中山競馬場で現地観戦なので非常にワクワクしています。午前勤務だけど。

 

ラップタイム

過去5年

まずはいつも通りラップタイムの分析から。

過去5年のラップタイムとその平均

2021だけ前半が遅く、後半が速い。遅いと言っても前半33.3なので十分に速い。2021と2019は走破タイムが67秒1で速く、どちらもモズスーパーフレアが逃げた年。

2021と2019以外は後半が35秒かかっている。2020は馬場の内側が特に荒れていた上にモズスーパーフレアが他の逃げ馬に絡まれた年。2018は稍重だった。馬場の条件が少しでもタフになったり、逃げ馬に不利な条件が少しでもあると途端に厳しくなりそう。2022は逃げたテイエムスパーダがスタートで後手を踏んだ。これも不利な要素だがそれをレース前に考えるのは難しい。

レース名 前3F 後3F total
2022 32.7 35.1 67.8
2021 33.3 33.8 67.1
2020 32.8 35.5 68.3
2019 32.8 34.3 67.1
2018 33 35.3 68.3
Average 32.92 34.8 67.72

参考レースその1・サマースプリント

参考レースその1

次に参考レースその1。サマースプリントをピックアップした。

見てわかる通り、北九州記念スプリンターズSの平均ラップはグラフの形状が似ている。今年の北九州記念は前半が32.9、後半が34.4と本番に近い。中山だと最後の坂があるので後半がもう少し遅くなるか。

北海道の2戦はタイムが遅い上に後半が特に遅く、直結しなさそう。

CBC賞セントウルSは前半の方が遅く、スプリントとしては例外的。

以上の事から

  • 北九州記念で好走した馬
  • それ以外のサマースプリントで恵まれなかった馬

は今回好転する可能性はある。

参考レースその2・春のレース

参考レースその2

次に参考レースその2。春の3レースをピックアップしてグラフだけ載せておく。どれも直結しなさそうなので紹介にとどめる。

 

血統

過去10年の3着以内の馬から、目視で抜き出した結果をまとめる。過去の該当馬を列挙しながら一言コメントをつけていく。

ここのデータ分析手法を確立したいがなかなか良い案が思いついていない。そもそもデータベース化も難しい・・・。

フォーティーナイナー

該当馬:ファインニードル、レッドファルクス、ウインマーベルなど

フォーティーナイナーの直系だけで[3-2-2-9]と勝率18.8%、複勝率43.8%と驚異的。

ノーザンテースト

該当馬:レシステンシア、ラブカンプー、ナランフレグなど

ダイワメジャーサクラバクシンオーに含まれる、中山にどの距離でも強くなる血。ダイワメジャー産駒の牝馬はよく活躍している。

ニジンスキー

該当馬:ファインニードル、ウインマーベル、ストレイトガールなど

古い血だが活躍してるケースが多いのでピックアップ。タイキシャトルマルゼンスキーに含まれる血。

サドラーズウェルズ

該当馬:ジャンダルム、タワーオブロンドン、ピクシーナイトなど

スプリントのイメージは薄いが最近は多く活躍している注目の血。3/4同じのヌレイエフ活躍が目立つ。

 

この辺の血統は今回も意識して買いたいところ。ウインマーベルはもの凄く合うというのがよくわかる。

他にも一応列挙すると

プリンスリーギフト

・ヘイロー

ファバージ

デインヒル

トニービン

ゴーンウェスト

あたりか。

前走

前走どこを走っていたかやレース間隔を少し触れる。

基本は前走セントウルSの組。中京開催でも阪神開催でも同じくらい好走馬が出ている。

キーンランドCからの参戦組は好走馬が少なく、昨年のウインマーベルが初の2着以内だった。

北九州記念からの参戦はここ4年で活躍馬を出すようになってきており、傾向に変化が見られる。

意外なところでは東京1600mからの参戦。春のヴィクトリアマイルないし安田記念からだが、G1勝っている馬か中山1200の実績のある馬が参戦してきているためか見栄えが良い。

 

個別評価

ここまで出した情報を元に個別の評価を出してみる。

1,ナムラクレア

実績は今回のメンバーで1番。逆に実績以外の評価ポイントに乏しい。一番人気が6割馬券になるレースの目下一番人気。逆張りしたくなる部類か?

2,テイエムスパーダ

前走セントウルSを逃げ切った馬。タイキシャトルの孫で母父はノーザンテーストを持ち血統は良い。去年は失速したが、坂のあるコースが悪いとも思わない。ただ、今回は他の逃げ馬も居て逃げ馬にしんどい要素があるので難しそう。

3.ピクシーナイト

一昨年の勝ち馬でラップ・血統・前走と要素は満たしている。一方で怪我からの復帰後に良い成績を残せていない。一昨年勝ったレースと同じ枠に入ったので、ここで復活はあり得る話。

4.ナランフレグ

昨年の3着馬だが今年は不振が続く。重馬場なら良いかと思いきや前走は全く伸びなかった。馬場が荒れて差し届くバイアスでもなければ苦しいか。

5,ウインマーベル

血統◎の昨年2着馬。昨年よりも内枠に入り条件は良さそうに見えるが、前走は大敗。良馬場でやりたいと言っているがパワー強めの血統でもあり、走破タイムがあまりに速くなるのは厳しい。

6,ママコチャ

北九州記念2着からの参戦でソダシの妹。前走はハンデ的にこちらの方が重く、実質勝ったような物。1200mの実績は前走しかない上、血統は特段合うわけではない。北九州記念の2着をどれだけ評価できるかだと思う。

7,オールアットワンス

前回コーナーを曲がるレースをしたのが1年半前の馬。1200mを走るとどうなるのかは未知。距離延長でこのレースに挑んだ馬は3頭居て3頭とも馬券外。血統的には可も不可も無く。資金によっぽど余裕が無い限りは。

8,メイケイエール

昨年の1番人気。春はG1を2回走ったがどちらも惨敗。天候の運もなかったが調整過程も微妙だった。今回は血統がハマる感じもなく、G1馬でなければ中山実績も無い。厳しい戦いではある。

9,アグリ

血統的には速いペースを追いかけるのが得意そうだが、前走のセントウルSは正反対の競馬で2着。横山典弘がどう運んでくるのか。セントウルで恵まれなかったと考えれば好走する要因は多いが、ギャンブル要素が多く、2番人気で信じ切れるのかどうか。

10,マッドクール

春は一頓挫あり、夏の初戦も不可解に負けて、直行してきた馬。血統的にはタワーオブロンドンやファインニードルを彷彿とさせる感じ。速いペース・速い走破タイムのレースは得意そう。実績馬でもなくぶっつけ本番なのをどう捉えるか。

11,ジュビリーヘッド

夏は北海道で転戦してきた。春のオーシャンSは1番人気で5着。中山1200mの実績はあるだけに、良馬場のオーシャンSで案外だったのは力の差か。血統は及第点。速いペースを追いかけたことがないのが懸念点でもあり未知数な点。

12,ドルチェモア

2歳マイル王。3歳になってからは不振が続く。前走のセントウルSも見せ場無く10着。G1の1200mでいいところを急に見せるのは考えづらい。

13,ジャスパークローネ

サマースプリント王。2戦見事に逃げ切りを決めている。函館SSは逃げられず16着に大敗しているので、意地でも逃げたいところで、陣営もそう宣言している。スピード一本槍の血統だが、中山1200mで2勝しており実績もある。逃げ馬に辛い展開になりそうなのが唯一の懸念か。

14,エイシンスポッター

爆裂に追い込む馬。血統は案外良いが、それにしてももう少し追走できそうな血統。最後方からしか競馬をしていないが、少しでも前に着けられるようになってきたときが買い時か。現状は一雨欲しい。

15,キミワクイーン

函館SSを派手に勝った馬。中山も合う血統だが、春のオーシャンSでは12着と大敗。中山実績もあるだけに不可解だった。オーシャンSの敗因を克服できているのなら一発逆転は見込めたが、外枠。

16,モズメイメイ

葵Sをロケットスタートで逃げ切った馬。あまりにもロケットだったのでスローペースの逃げ切りとなり、評価しがたい。北九州記念は逃げを譲ったら10着に敗れた。激しいペースで競ることの出来る馬ではなさそう。本領発揮は次に阪神Cを選んだ場合か。

 

予想とまとめ

今回のスプリンターズSテイエムスパーダとジャスパークローネがどちらも逃げ宣言。ただ、ラップタイムのところで触れたように、逃げ馬はキツい要素が少しでもあると途端に苦しくなる。2頭が譲らず進むと前半は32秒台になり、過去のスプリンターズSと比較しても相当速いタイムのレースになることが考えられる。

現在の中山競馬場の馬場は相当に内先行有利であり、いくら速くなっても追い込みは厳しそう。速いペースを前目で耐えて耐えて、というタイプの馬、昨年のジャンダルムのような馬が理想的。

 

◎マッドクール
○ピクシーナイト
▲ママコチャ
☆ウインマーベル
△1,9,11

基本は名前を書いた4頭が中心。

マッドクールは速くなれば速くなるほど強くなるのでは、という見込みはある。坂井が不振だったり馬がぶっつけだったりと懸念は多いが、条件に一番ハマりそう。

ピクシーナイトは復帰してからの3戦、雨、挟まれ、出遅れと不運に泣いている。走り自体は2走前の京王杯を見る限り復調していそうで、ちょっとの運があれば。一昨年勝ったときと同じ枠で、同じように先行できれば。

ママコチャは北九州記念で運のなかったタイプと思っている。何故か勝ち馬のジャスパークローネよりも斤量が実質的に重かった。個人的にはソダシにスプリンターズSを走ってもらいたい、と言っていたので、その妹でよりスプリント向きの気性をしているママコチャは条件としては合うはず。ペースが異様に早くなったときを川田がどう捌くか。

ウインマーベルは中山1200mが圧倒的に合いそうなのがよい。前走は馬場に泣かされたとはいえ負けすぎな感もあり、早い時計も怪しいのでこれくらいの評価。

ナムラクレアとアグリは評価しないことはないが、オッズ安いのに買うのは怖い。ナムラクレアは突然買わない可能性もある。

ジュビリーヘッドは早い時計を函館で出しており、中山適性自体はありそうなだけに、中山で時計が早くなったときにどうなるかが未知数。

 

買い目は相当悩むけれど、マッドクール1点を軸に、と言う買い方は避けるかも。頭固定の3連単は買うかもしれない。