小さな村の定食屋

Georgeおじさんがお話書いたり、グルメリポしたり、好きなことする場所

飛蚊症の診察に行った話。

学生実験のレポート書かなきゃいけないんですけど、ちょっと聞いて欲しいなのでまとめてみます。

 

2週間くらい前から司会に糸くず状の、線虫みたいな形の何かがうねうね見えるときが時々あって、最初はコンタクトだから見えるのかなぁと思ったら眼鏡でも見えたのでこれはもう飛蚊症だろうと思ってタイミングがあれば診察に行こうと考えたわけです。今週の月曜日は学祭の疲れもあって、コンタクトで行ってたらまぁ結構見えて、こりゃ気になるなーと思ってたら今日ようやく時間が取れていっぱい調べた眼科の中から今日やってる綺麗な医院に行ってきました。

 

眼科に行って、保険証出して問診票を書き、しばらく待つと検査が始まるわけです。いすに座って気球見るいつものアレを最初にやります。調べてみると眼球の屈折率を測る機械らしいです。屈折率測るなら焦点距離でも出してるのだろうか・・・。これを使うと視力がだいたいわかると書いてあるサイトもちらほら見かける。その次に同じ機械で目に風を吹き付けて眼圧を測る検査。眼圧が高いと目が水でパンパンになってて弱いところを圧迫してしまうらしい。

席の移動を促されて次に視力検査です、と。眼鏡をかけていたので眼鏡の度数を測らせて欲しいと言われ眼鏡を看護師さんに渡し、検査が終わって戻ってきて看護師さんが一言。

 

「かなり近視が強いですね」

 

知ってた。とてもご存じだった。

視力検査が裸眼で始まると看護師さんに「とても見にくいとは思いますが辛抱してください」的なことを言われました。慣れてます。

そんだけ視力が弱いので最初から最大の大きさです。大きめのフライパンくらいのサイズで見させられました。右目だとぎりぎり見えたけれど、左目でまさかの見えないという事件。そのとき、看護師さんが机の下からあの環が書いてあるボードを取り出して近くで見せ始めるなんてことに。さすがに初体験。手元でぐるぐる回してちょっと距離離して見させられて、最終的にもとのデジタルの奴でなんとか見えました。両目とも0.03。もうちょい低いと思ってました

中待合で少し待って、いざ医者との対面。開口一番。

 

「かなり酷い近視だね」

 

医者にしかめ面でまっすぐ言われると流石に刺さる。

飛蚊症もその極度の近視による弊害らしい。それなら今症状が出てきたのも割と謎ではあるけど。ちなみに角膜が薄すぎてレーシックも受けられないらしい。医学進歩してレーシックの成功率上がったときに受けようと思ってたのにその望みも断たれました。それでさらに言われたのが「眼底検査ってしたことある?」目の奥の網膜や血管を写真に撮るという物。やったことなかったしいろんな診断に使えると言われたので受けれる物は受けようと思いやりますと返事をしたら

目薬を差されました。20分くらい待合室で待ってテレビでも見ていてくれと言われ診察室に戻り、スマホで家族に連絡したりしていると何か違和感が。

(手元のピントが全く合わない・・・)

手元が全く見えないのはなかなかの恐怖でした。結構パニクった。家に帰ってから調べると瞳孔を開く薬らしい。目の中ガン開きにする目薬ってすごい、めっちゃ怖い。20分くらい経った後、暗闇で機械の前に座り、強烈な光を浴びて写真を撮られました。また中待合に入って診察室へ。そこで検査の内容(どこの写真を撮ったのか)の説明を受け自分の目の写真とご対面。勿論自分ではなにもわからないのですがそこで医者の放った一言

 

「一目で強い近視とわかるね」

 

マジスか。普通の人は網膜とそこの血管だけ見えるらしい。ただ極度の近視の僕は網膜の次にある脈絡膜の血管がよく見えているらしい。眼球が図のような球形ではなく横長の楕円なので網膜が薄く伸びているらしい。特に視神経の近くでは強膜というさらに奥の膜まで見えてしまうほど薄くなっているらしい。

f:id:george-m-lotte:20181108000340p:plain

そして目を見ると言われて片目ずつ上、右上、右横、右下・・・と視線を移しながら眼球をまじまじ見られました。右目が終わって、左目、同様に上から時計回りに一周し左上まで来て医者が「あ、ちょっと待って」。待て待て待て待て何それ怖い。左上を見続けてと言われてさらによく観察され、写真を撮ると言われました。ひたすら左上を見ながら写真を撮られ、途中でぼそっと「ラッキーだったなぁ」みたいなことを言っていたような。

撮影が終わり、写真を見せられまた一言。

 

「ここ、網膜が剥がれてるよ」

 

さらっと言うなよそんなことを。これだから医者は(慣れてる)。網膜が剥がれてるので網膜剥離と言えばそうなのだけど、もうその剥がれた部分は完全に外れ他のところに流れていたので古いものだろうと言うことで、心配はいらないとのこと。もしもここから内液が漏れていたりしたら網膜剥離ってことで治療が必要らしい。レーザー治療をしてなんとかするらしいけど、もうこの傷には必要ないと言われました。他の医者ではやった方が良いとか言われるかもしれないと。

そんな感じに言われ診察は終盤へ。とにかく近視が酷いとのことで、それが原因で飛蚊症も出てるけど、近視だけだからもっと飛蚊症が悪化したりするまでは大丈夫と言われました。怖さがすごい。

後で調べた話。下の図を見てもらえればわかるけど眼球が横長になってるのは軸性近視らしい。これは遺伝性のものらしく、しかも治る物ではないらしい。成長するにしたがって眼球が伸びてどんどん近視が悪化するらしく、25歳くらいで止まるみたい。実際に大学入る前くらいから眼鏡の度数は変わってないので多分進行が止まっている気がする。日常生活が悪かったわけじゃないんやなって(割と悪いとは思うけど)

f:id:george-m-lotte:20181108000315j:plain

そしてさらに調べた結果。自分の使っているコンタクトレンズの度数はー10.5なんですがこれは最強度近視と言うらしい。ついに手にした最強の称号。完全に悪い方の意味。

軸性近視をwikipediaで調べると「眼球が通常より前後に長いため、水晶体網膜との距離が長過ぎ、網膜よりも前方に像を結んでしまうもの。 遺伝性の近視は大半が軸性に分類され、矯正を必要とする。 眼球が通常より引き伸ばされているため、網膜が薄くなっており、網膜剥離を起こしやすい。」とのこと。なんかいろいろ納得した、どうしようもないんやなこれ・・・。

 

そんなこんなで飛蚊症の診察を受けたらめっちゃ近視だって言われた話でした。改めて受け入れるしかない。同じくらい、もしくは自分より目が悪い人いたら一度眼科診察してみるのも良いと思う。

 

ところで検査のために受けた目薬の効果は3時間くらい残り、1.5時間くらい経ったときはピークで腕を完全に伸ばしきらないとスマホが見れないレベルでした。