小さな村の定食屋

Georgeおじさんがお話書いたり、グルメリポしたり、好きなことする場所

人からもらったターメリックを使い切る方法を考える話。

夏に帰省したときに250gのターメリックを人から譲り受けました。

君なら使うやろ、的な感じでもらったかどうかは記憶が定かじゃありませんが、こいつをどうにかして使いたいけどとても使うのが難しい、という話をします。

 

そもそもの、スパイスとは、っていう話からしましょう。

特に明確な定義があるわけではありませんが、個人的には葉から作られた物がハーブ、種などから作られた物がスパイスという認識でいます。つまりはコリアンダーはスパイス、パクチーはハーブです。(パクチーはタイ?語、コリアンダーは英語)ローレル(ローリエ)やカレーリーフはどっちやねんって話は置いておきましょう。

この定義で行くとスパイスは種を中心として、果実、皮、根、めしべなどいろいろと分類することができます。スパイスの中でも分類があり、自然界で採れたままの形で使うホールスパイスと、それを挽いて粉にしたパウダースパイスがあります。ペッパーミルの中身がホールの胡椒、ミルを回して挽いた物がパウダースパイスです。パウダーでしか存在しない物や、ホールでしか見ないものと様々あります。スターアニス八角)やサフランなんてパウダーであまり見かけないし、パプリカはパウダーでしかスパイスとしては使いません、多分。ちなみにサフランは花のめしべです、めちゃくちゃ高いのでスーパーのスパイスコーナーで見てみてください。ホールでの使い方は油に匂いを移すのが主体です、クミンシードを油で炒ってからラム肉を炒めてジンギスカン風の炒め物にするのおすすめです。

 

ターメリックは主にパウダーでしか見かけないスパイスです。元々がよくご存じのウコンなのでそれをそのまま使う、と言われても想像しがたいのでパウダーでしか見かけないわけです。

カレーで用いるスパイスは主に3つの用途に分けられます。香りをつける物色をつける物辛みをつけるものです。大半のスパイスは香りをつける物と考えてもらって差し支えないです。コリアンダー、クミンをはじめシナモンやカルダモンなんかも香りをつける物です。辛みをつけるものはチリペッパーやハバネロペッパーなどのものが該当します。そして、ターメリックは色をつける物です。

ターメリックは黄色い色をつけるために用いられます。服につくとまぁ落ちません。ちなみに前述したパプリカパウダーは赤色をつけるためにエスニック料理などで用いられます。ターメリック自体にも香りはあるのですがそんなに良い香りがするわけではないです。

ここからターメリックがどう使いにくいかの話をしましょう。

まず、ターメリックは黄色い色をつけるために主に用いられるということです。日常の中で食べ物に黄色い色をつけたいときがどの程度存在するでしょうか。また、ターメリックはあまり水になじみません、粉末の状態でぱさぱさの粉と言うよりも少ししっとりとした粉だからかもしれません。加えて、匂いがいいわけではないので多量用いることもできません。そもそもカレーの場合、2人前で一つのスパイスの使用量が小さじ1/4だったりするのでごく僅かしか使えなかったりします。ターメリックは用いる全スパイス中の割合は高いですが、1食で使えて小さじ1です。

 

長々と書きましたが要するに

・黄色い色をつけるためにしか使えない

・匂いが独特

・質感

等の問題でなかなか使いにくいのです。

実際今までに用いたのはタンドリーチキン、ターメリックライス、あとはカレーくらい。タンドリーチキンはもも肉1枚に小さじ1程度、ターメリックライスは2合に小さじ1/2くらい、カレーはふんだんに使っても1食に小さじ1くらい。頻繁にこれらのものを食べるならまだしもまぁ食べないよねっていう。

タイトルに使い切る方法を考える話、なんて書きましたが使い切る方法何もおもいついてないです。こんな料理があるよっていう話お待ちしております。

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ちなみに持っているのはこれ、上にも書いてあるけど業務用です。だろうね。