小さな村の定食屋

Georgeおじさんがお話書いたり、グルメリポしたり、好きなことする場所

スプリンターズSを予想する奴。

 

僕はガチなので3万5千円の払い戻しを狙います。

 

 

 

今回はステルヴィオやグランアレグリアのような「なんちゃってスプリンター」が相次いで回避。ここで叩いてマイルCSで本番のようなノーザン馬が出ないので人気を吸ってくれる馬がいなくなってしまった。

 


スプリント戦らしい真っ当な予想をしよう。

セントウルS組は去年1〜3着を独占、もう一つのステップであるキーンランド組はレースが本番に活きるものではなかった。そして今年はその二つに北九州記念からの直行組を加えて考えないといけない。

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これがスプリンターズステークスの参考レースのラップタイム。

ステップレースであるセントウルSとキーンランドCに北九州記念、春のスプリントG1高松宮記念とモズスーパーフレアが春に出走した同じ中山1200のオーシャンSカーバンクルSを一つの表にしたものである。

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そしてこちらが中山回収後に行われたスプリンターズSのラップタイム。averageは外れ値を除いて平均したもの。

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そしてそのaverageラップを参考レースのラップタイムに合成したもの。

傾向を分析しつつ展開の予想を組み立てていこう。

3つのグラフから言えることを箇条書きで示していく。

セントウルSの「異質性」

セントウルSは今回のステップの中でハイレベルと言われていて、かつ突き抜けて勝ったタワーオブロンドンはかなりの高評価を受けている。しかしこのレースは4着にペイシャフェリシタ、5着にキングハートが来るようなレースである。こう言うと語弊もあるがOPでも着外になるクラスの馬が4,5着に来る異質さを考えた方が良い。

このレースは前後半のラップタイム差で見るとミドルペースになるのだが、ラスト2Fは他のレース同様ラップは遅くなっている。ミドルペースという数字が生まれた理由は600~800m地点にある。このようなラップタイム構成はセントウルSでは隔年のように見られる。阪神1200mの4コーナーが下り坂なためこのようなラップになる。

1着のタワーオブロンドンは今年の京王杯SCでもレコードを出している高速馬場強者、それ以外の2着以降の馬は大概内を通った馬がよく、上がりの脚が同じなため前にいた方が良かった。そのためペイシャフェリシタやキングハートが上位に来てしまったのだが。前につけていてそこまで外でもないのにずるずる後退したミスターメロディは叩きだとしても負けすぎだし、ダイメイプリンセスは位置が無理すぎた。ファンタジストやイベリスは馬場の恩恵だし1着馬との差はある。

・キーンランドと北九州の変わらなさ

異質なセントウルSに比べるとキーンランドC北九州記念はあまりにも普通である。後半3Fが明らかに遅くなっているので差しが届く。キーンランドCは前半のペースは他のスプリント戦と変わらないペースだがやはり洋芝なので同じようには行かず先行馬は止まった。最先着の先行馬のナックビーナスでさえ上位とは差がある。対して北九州記念では同じような差し決着とはいえある程度先行したディアンドルが馬券内に残り4着には+26キロのモズスーパーフレアがいる。この二頭は評価できるかというと今年の北九州記念は例年より1秒遅いのでそこまでの評価はできない。メンバーレベルが低い(?)と考えればそれまでかも知らないが。

・モズスーパーフレアのペース

 展開を読む上で逃げ馬を重視するのは大事なのでこういう単語はまた出てくる。モズスーパーフレアはとにかくぶっ飛ばして逃げてそのまま逃げ切る変態。昨年のラピズラズリSのように4コーナー曲がりきるあたりで溜めると良さが出ない。今回鞍上は北九州記念から継続騎乗の松若。前走が+26と増えすぎで満足な競馬ではなかったため鞍上も走りも評価しがたいが、期待値通りぶっ飛ばして逃げた場合を考えたい。

モズスーパーフレアが春に出走したオーシャンSカーバンクルSのラップタイムを他と比較すると3F目(600m)でのラップタイムが他に比べて速いことがわかる。後半3Fは他のレースと変わらないためモズスーパーフレアが出るレースはペースが落ち着きにくいと考える方がいい。

オーシャンSとカーバンクルSでは両方1分7秒前半の時計が出ていた、この2レースではそこそこ差しも届いていたが如何せん今は高速馬場、先週のセプテンバーSでも1:06.6という好時計が出ている。今回は1分6秒台、ないしはレコードまで考えておいた方が良い。

 

 

というわけで展開の予想。 

モズスーパーフレアが単騎の逃げに持ち込む可能性が高い。マルターズアポジーも速い逃げ馬ではあるがこの馬はマイルだとなんとか逃げに入れる位なのでスプリントでハナを取るのは厳しい。2列目にセイウンコウセイ、ディアンドル、イベリスあたり。3列目にダノンスマッシュ、ミスターメロディ、ファンタジストあたりでその後ろにアレスバローズ、リナーテ、タワーオブロンドンあたりになるだろうか。3列目に挙げた馬は全て2列目に絡めたら最高。

穴馬が絡もうと思ったら3列目より前、しかも直線良いところに出せなければならない。芝の状態は内が特別言い訳ではないが内は伸びるが少し外に出したらより伸びる印象。ラップタイムで見るとセプテンバーSからは中山の芝の速さ、そしてオーシャンSカーバンクルSからはモズスーパーフレアの3F目の速さが読める。これではとにかくぶっ飛ばしてバテ合いの勝負になるだろう。

 

こうなってくるとモズスーパーフレアが馬券から外れるビジョンが見えない。良くない要素があるとすれば騎手が松若ってことだが大逃げするって言っている以上この馬に必要なことは成し遂げてくれるはず。なし崩し的に後続馬の足を使わせるため後方からは届かない、そうなると1400くらいでも走れる馬の方は少し面白くなる。ディアンドルリナーテはこれに当てはまる。どちらも1400の方が良いが最近の走りや気性的にここを使われている、冒頭に触れたなんちゃってスプリンターのようにも見えるが能力は決して引くない、リナーテはちょっとでも先行できれば強い。

展開、馬場からはタワーオブロンドンは外せない。強行軍とはいえスプリントに完全に適応し前回はスタートも決めたことは評価せざるを得ない。

あとは紐に入れる馬の評価。

・ダノンスマッシュ

モズスーパーフレアが内を1頭開けて最後の直線に入ったらそこを抜けてきそうな馬。個人的にはビックアーサーの二の舞になって欲しい。

・ノーワン

来たら事故だがこういう何の予想のしようも無い馬が来られて負けるのは悔しい。Fレビューの勝ち馬だしオークスからの短縮(距離半減 )とはいえ面白みはある。同じFレビューの勝ち馬であるプールヴィルなら確実に買ってた。

イベリス

前走で控えさせたのは負けに繋がったが良い収穫にもなった。外枠はしんどいがさっさと前にとりつけば展開次第ではなんとか。

 

◎モズスーパーフレア

○ディアンドル

▲リナーテ

△タワーオブロンドン

イベリス

△ダノンスマッシュ

△ノーワン

 

馬連BOX◎○▲ 厚めに

3連複◎ー○▲ー○▲△