香港4競走を気合いで全部やろう!!!!の記事、修論は落ち着いてきました。
去年は途中で力尽きています。
だいたい過去5年を参考にしていきます。
スプリントに頑張りすぎたので今年は行われるレース順にヴァーズから。
香港ヴァーズ
香港馬の成績は悪く、日本馬vs欧州馬という構図が続いている。そしてリピーターレースという側面がある。
欧州馬ではGalileo×Danehillの黄金パターンの馬は来ている(HighlandReel:15'17'1着・16'2着、Mogul:20’1着)。他に来た海外馬のうち、Danehillの父DanzigとSadler's Wellsを両方持っている馬が好走している(Ebariya:21'3着、Talismanic:17'2着)。これにあてはまらなかったPyledriverはチョットワカラナイ。
香港馬は2頭くらいしか来ていない(Columbus County,Exultunt)が、共通点はある。父がSadler's Wells系であり、Mill Reefのクロスを持つことだ。前者は差し馬、後者は逃げ馬であるため、血統の良さが出るとしたら長く脚を使える血、と言うことになるだろう。Sadler's Wellsはそういう所があるが、Mill Reefはしっかり切れるイメージがある。ただ、長く切れる脚を使える、と読み替える必要がありそう。
日本馬は血統的な共通点はない。本当にない。ただ、大きな共通点として”京都”での好走歴がある(京都大賞典、京都記念、エリ女)。ただ、今となっては京都開催の経験が無い馬も多いので、平坦に強い、という事が大事かも。
この平坦に強い、と言う特徴は海外馬にもあてはまるのかと思って調べると意外とそう。フランスのサンクルー競馬場・ドーヴィル競馬場、アイルランドのレパーズタウン競馬場、アメリカのレースで良く活躍している。
ということで今回の注目馬は
グローリーヴェイズ
ボタニク
次点でストーンエイジ・ブルーム。
香港スプリント
悲惨な事故から一年。
去年の結果は外して、それより前の年で判断してみる。
香港馬が特に強いレースだが、そのほとんどが豪州血統である。Sir Gaylordに繋がるZabeelを中心として、日本ではあまり見ない血が多い。日本でも見るのはみんな大好きDanehillの血、こちらも豪州の根幹血統である。
オーストラリアの競馬場はほとんど平坦で、おかげで香港の競馬ともマッチしやすいのだと思われる。
日本馬で最近馬券になったのはダノンスマッシュとレシステンシアだが、どちらも京都で重賞を勝利していた。他にはダノンスマッシュは札幌のキーンランドカップを勝っており、どちらも中京開催のセントウルSを勝っている。中京は坂はあるものの、直線は平坦であり、札幌は全く坂がない。この辺も良いヒントになりそう。
以上の事から、日本馬は結構注目できる。直線平坦の小倉で初重賞勝利を挙げ、中京のセントウルSを勝っているメイケイエール、去年2着のレシステンシア、本格化前は平坦の新潟中京京都で良績をあげていたナランフレグと推せる根拠がある。
香港馬で推せるのはやはりラッキースワイニーズ、血統的にも良く、前走はしっかりと勝っていた。あとは前哨戦3着のデュークワイ、前々走61キロで勝ちきったウェリントンは注目。
注目馬
メイケイエール
ラッキースワイニーズ
レシステンシア
シンガポール馬さんについてはホントウニワカラナイ。
香港マイル
香港の化け物vs日本馬という構図になりやすいレース。香港馬は2007~2009で3連覇したグッドババ、2017,2018で連覇したビューティージェネレーション、そして目下2連覇中のゴールデンシックスティとこの猛者達をどう倒すかが見物。ビューティージェネレーションの3連覇はアドマイヤマーズが阻止したので、今年も連覇を阻止できるかもしれない。
ちなみにこの馬たちが連覇していたのは6歳まで、7歳ではビューティージェネレーションは負けており、ゴールデンシックスティは今年7歳を迎える。
活躍している日本馬は例に漏れず京都実績があるのだが、一方で東京マイルで活躍した馬もよく活躍している。NHKマイルを勝ったアドマイヤマーズ・グランプリボス、安田記念を勝ったモーリスあたりがそう。
血統的な観点としては、El Plado, Encosta de Lago, Camegie(カーネギー)のようなサドラーズウェルズ・フェアリーキング全兄弟の子孫が走っている。ちなみにどれも豪州で活躍している種牡馬、カーネギーは近親にZabeelが居る。
前哨戦のジョッキークラブマイルでは逃げ先行有利な展開の中、後方2番手にいたゴールデンシックスティが差し切った。ゴール前ギリギリの差し切りで、一時期のもの凄い迫力というレースではなかったが、このレースに出ていた馬の中では段違いに強かった。ただ、このレース自体の1番人気は逃げて差されて2着になったカリフォルニアスパングル。こちらはゴールデンシックスティより斤量が2キロ軽かったのが今回は同斤量に戻るが、先行馬が特に増えるわけでもないので人気の盲点かもしれない。
というわけで注目馬は
ゴールデンシックスティ
ダノンスコーピオン
謎のオーストラリア馬はホントウニワカラナイ。
香港カップ
直近10年で日本馬が5勝、そして3連勝中のレース。2015年以降毎年日本馬は馬券に来ているが、1.2着が香港馬だった年もある(2017)。
血統的な共通点は少ないので割愛するが、好走歴という点では今までのように共通点が見つかる。やはり、平坦のレースを勝ってる馬が強く、特に札幌で好走した馬の好走例が多い(ラヴズオンリーユー→ドバイ3着・札幌記念2着、ノームコア→札幌記念1着、ディアドラ→クイーンS1着、ネオリアリズム→札幌記念1着)。一方で、中山記念を勝った馬の好走例も多い(ヒシイグアス、ウインブライト、ネオリアリズム、ヌーヴォレコルト)。中山1800の何が香港2000に通ずるのかはわからないが、今年の中山記念馬がパンサラッサは札幌記念も2着、ドバイターフ勝ちといい要素がてんこ盛りだ。
アイルランドからの参戦馬オーダーオブオーストラリアはBCマイルの勝ち馬で、平坦の経験も多く狙い目、と思いきやほとんどマイルのレースばかりなので・・・。とはいえ馬券になったアイルランド馬はガリレオ系で、この馬もガリレオの孫であり、デインヒルもある。人気しないなら狙っても面白い。
香港馬は前哨戦からは1,2着のロマンチックウォリアーとトゥールビヨンダイアモンドを素直に推したい。今回は展開が速いので差し馬の方が買いやすいのはある。
ジャックドールとパンサラッサが逃げるので、そのハイペースに合う血統の馬と言えば、デピュティミニスター系。この血統は内回りにも強い・・・のだが、それを持った香港馬はいない。むしろ母父クロフネのレイパパレが好走しやすくなるかも。
注目馬は
パンサラッサ
トゥールビヨンダイアモンド
勿論レイパパレとロマンチックウォリアー。
まとめ
狙いやすいレースから順番にすると
カップ>ヴァーズ>スプリント>マイルだと思っている。
マイルはゴールデンシックスティが本当に勝つかわからないのに日本馬も怪しい、スプリントはシンプルに相手が強いので難しい。
日本馬がほぼ勝つカップとヴァーズから狙うのが良いと思う、意外とオッズが悪く無さそうなので。
スプリントマスターなのでスプリントで大儲けは狙うけどね・・・。