グランプリレース、有馬と同じく締めくくりのレース。だからこそ時間をかけてやりたいところだけど……。そもそも得意でないタイプのコースなので視点を変えて。
宝塚記念は毎年毎年荒れる。1番人気が馬券内に来ても1着は伏兵だったりする。そもそも最近馬券を外した3番人気以内の馬は
・サトノダイヤモンド(調子戻らず)2018
・キセキ(気性難)2018
・ヴィブロス(距離長い)2018
・キタサンブラック(外枠)2017
・シャケトラ(位置取り)2017
・アンビシャス(?)2016
・ゴールドシップ(大出遅れ)2015
・ラキシス(馬体重?)
・ヌーヴォレコルト(馬場?)
アンビシャスだけはよくわからないが、それ以外はだいたいこんな理由だと思われる。特にG2時代の産経大阪杯で勝ってここに向かい負ける、と言うパターンの馬が数頭いた。大阪杯の阪神2000mと宝塚記念の阪神2200m、1番の違いはスタートの200mの構造にある。
伸びた200mは全て下り坂で、距離が伸びるのに宝塚記念では大阪杯よりペースが早くなる。おかげでキタサンブラックはハナを取りきれず負けた。
宝塚記念はテンが早くなるわりに前目の馬が勝つことも多く、ラスト4ハロンから下り坂になるからスタミナと持続力勝負になりやすい。そして最後の開催の最終日だけあって芝は荒れていて、斤量も重い。要はとてもタフなレースになる。ちなみにキタサンブラックが負けた日の気温も調べてみたが25度くらいなので猛暑が原因だったなんてことはない。
難しい展開で馬場のどこを通れば良いか分かってる騎手が乗っている方がいい、土曜も阪神にいる騎手の方がコース取りを理解してるような気がする。
・川田(キセキ)
・秋山(タツゴウゲキ)
・高倉(ノーブルマーズ)
・デムーロ(スワーヴリチャード)
川田の通ったコースを見るためにレース映像を見返したけれど最内を通った先行馬がハイペースでも残るレースが多かったのでなんとも…。
ただ、残った馬はノーザンテーストのクロス持ちだったりRoberto持ちだったりオルフェーブル産駒だったりするので当然パワーが求められているのは事実。
全頭ちゃんと見る時間はないので総評くらいに
・キセキ
阪神内回りのイメージはないが大阪杯2着。パワー型ではないけど堅実に走ればなんやかんや来そう
血統も枠も展開も全部ハマる。海外帰りなのが気になるだけ。
・エタリオウ
ノリさんが初騎乗なのがハマればすごいが2戦目で見たかった。血統はなんとも言えない。向いてるとは言い切れないくらい。
ディープに合わせる最近流行りの母父系。ディープにパワーを足してあげてる感じ、この馬場で先行させるにはディープならもう少しパワー欲しいかな。まぁ何より距離が長い。
・タツゴウゲキ
前走宝塚記念記念は流石に。血統はいいと思います(投げやり)
・スティッフェリオ
名前を打ちにくい。パワーよりはスタミナより。2200m以上の実績がないのがマイナス。それがあれば一発あってもおかしくない。
・マカヒキ
パワー系とまでは言い切れない。ただ前走の大阪杯で1頭だけ追い込みがえぐかった。位置さえ取れれば、と思うけど最後方からになりそう。末脚が活きる流れが理想と陣営は言っているがキセキはそれを許してくれない、自分から動けるかが鍵。
・ショウナンバッハ
買わないと来る馬。ノーザンテーストのクロスが良い。距離はギリギリ(きつい)。雨降ったら即消していいと思う。
・クリンチャー
ドボドボに雨降ったら買う。正直きつい。すごいパワー系の血統。
・ノーブルマーズ
非根幹距離はリピーター、とはいえもう少し内枠が欲しい。血統はたしかに去年来てもおかしくない血統。
・スワーヴリチャード
去年の大阪杯のようなことができれば勝てる。とはいえ器用さが全くないので…。デムーロ先生の手腕にご期待ください。パワーは足りてる。
牝馬はめっちゃくる。エリ女勝ってるけど牝馬限定戦だしここでは距離はギリだし馬場もきつい。とはいえそれを打ち返す力があっても疑いはない。
絶対的逃げ馬がいない以上キセキが逃げるのが1番考えやすい。ただ、スタートが早くないのでスタート次第で他の先行馬に譲ることもありそう、大阪杯はそんな感じだった。代わりに行くとしたらアルアイン、ノーブルマーズあたりか。ラスト4ハロンでじわじわスパートがかかり、なおかつキセキが前に行くなら最後方は潰れるのである程度の位置は必要。
1番怖いのはキセキが逃げれずエタリオウが逃げることなんですけどね。
◎はレイデオロ。割引要素は海外帰りしかない。展開もコースも良いので問題はない。
○はリスグラシュー。牝馬はよく来るし香港ヴァーズの走りができればなんとか。
▲はエタリオウ。鞍上が何するかわからないので。
△はキセキ、スティッフェリオ、マカヒキ、スワーヴリチャード。
◎-○▲-印の3連複で。